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妻のことでご相談しましたKです。
取引先での打ち合わせから戻ったら、皆様からたくさんのお返事をいただきとても嬉しかったです。
さまざまなご意見、ご助言、ホントに痛み入ります。
なお、私の文章が長かったので、「レス」での返信にしますと、他の方にご迷惑になると思い新たに立てさせていただきました。ルール違反などに当たりましたらお詫び申し上げます。
>kurt さん
これは余談なのかもしれませんが、妻は子供の頃、義父の暴力にあうことが何回かあったそうです。
出会った時から、そのことで泣き、今もことあるごとにその話を持ち出してきます(「あなたには分からないだろうけど…」といった調子です)。
昨日の妻への義母の電話内容を聞いて、「この人は旦那が子供に暴力を振るっても、自分を守ることを重視してきた人なのかな…」と思ってしまいました。ただ、そのせいにするのはオカシイと思ってました…。
妻がこの病気になって私は「妻は俺に父性を求めているのか?」と思ったことがあります。ご紹介いただいた本、早速読もうと思っています。
離婚による世間体はもう考えていません。ただ、それによって妻が苦しむことの方が強いなら…という思いは少しあります。
>悠風さん
病名にこだわりを持たないことは大切そうですね。
ただ「鬱病はどういうものか、どう対処すべきか」といったマニュアルが拠り所になっていたところあるんだと思います(疑いつつもすがってたと言うか…)。
妻もそう言ってくれますが、「病歴のない人は理解できない病気なんだろうな〜」というか、正直どうしても芯の部分で共感できていなくて…、都合、マニュアルに頼ってしまっているんだと思います。
主治医に相談することは考えました。昨日は今日(8/18)、明日(8/19)のうちにと思ったんですが、実は明日(8/20)、また新たな病院の診察を受けることになっていたんです。(これで3院目です)
もし、妻が今の病院を見放し、明日の病院に移ることになったら、迷惑になると思い様子を見てしまってます。
明日の診察には立ち会うことになっています。僕の感想を妻同席の場で話すのは、少し恐ろしいですが、より良い診断・診察の為にきちっと話してこようと思っています。
また、皆様のお返事や、自分自身の気持ちを初めてこの掲示板で出すことができたので、僕の気分も幾分和らいだのですが、まだ「離婚」は考えていますので、義母にも同席してもらった方が良いだろうか…などと考えています。
他の方もご指摘くださいましたが、「境界性人格障害」、当てはまるのかもしれませんね。不勉強でよく分からないのですが、
幼児体験が影響するものということでしょうか。明日の診察でその辺りのことも匂わせてみたいと思います。…うまく出来れば良いんですが。。
>カーサさん
私の妻の立場でいられるんですね。
似ている部分も多々あり、改めて妻の心を垣間見られたように思います。
妻への愛情は全くないわけではないです。心から、妻が自然と気持ちよく眠りにつけるようになって欲しいと願っています。(私としては同情とは違うという認識です)
ただ、またまた言い訳になりますが、私と妻は結婚してまだ10か月足らずなんです(共に今年31歳)。育ってきた環境や価値観などが異なるから、一緒に暮らしていくことで衝突することがあることは理解していたと思います(“つもり”程度かもしれませんが…)。
ゆっくりと「夫婦」になっていければ良いと考えてました。私たちの場合、その猶予が与えられなかったのかな、と思うんです。
このまま夫婦を続けていくには、私の価値観を妻の価値観に置き換えていくことが多くなるだろうと思います。それはそれでいいだろう、そういう関係があることもわかります。
離婚を意識したのは、変な理由かもしれませんが「結婚なんて紙切れ一枚だけの話だ。だから別れるのだって簡単だ」と言われたことです。
勝手な話ですが、私は、「私と妻は価値観を越えて、血や肉が違うものなんだ…」と感じてしまったんです。
それから不快に思われたらごめんなさい。
一人よがりの意見になってしまうと思いますが、「妻が家事をやらなくてはいけない」と思っているのだとしたら、それは最早、私の存在そのものがそうさせてしまっているように思うんです。私は妻に家事を「やらなくていい」とは言ってませんが、「やってくれ」とは言ってませんので…。
どっちにしたって逃げていますよね…。妻にも言われます。
そもそも私が原因なので、私の至らない点が多いのだと思っています。結局、問題は私がどこまで歩み寄ることができるかなんだと思います。お返事とても参考になりました。ありがとうございました。
>スプーさん
悠風さんへのお返事にも書かせて頂きましたが、境界性人格障害という病気の可能性ありそうですね。(でも、決めつけてはいけませんよね。気をつけます)
ホント、なっさけないなーと思うんですが、妻の実家に引き取って欲しいという気持ちは正直あります。昨日も義母が「ちょっと預かろうか?」と言ってくれることを期待しましたし、妻の方から「実家で静養する」と言ってくれるのを待っていた所あると思います。
でも、ご想像通り現状の結婚を維持しつつそれが叶うのは難しいと思います。結婚前から妻は「早く家を出たい」と言ってましたし、結婚後は「私の帰るところはない」とも言ってました。この点も離婚への最後の一歩が踏み出せない要因です。
妻に「自分がない」というご指摘は、私自身前々から思っていました。知らないだけかもしれませんが、「何かに打ち込んだことも」ないようです(関係ないのかな…?)。
「頼りたい人にすがりつく」というのも当てはまるように思います。私への依存度は高いと思います。結婚前も喧嘩をしては、泣いて謝ってくるの繰り返しでした。「わたしのこと嫌いになった…?」と。
そんな彼女の不安を拭って、一緒にささやかな幸せを作れればと思い、結婚を決意したのですが、私が「自分のスケール」をはかり違えていたんだと思います。
そして…、仮にその病気なら治るのは難しい病気なんですね。前々から思っていたんですが、妻の両親に過去の過ちを謝罪させるべきなんでしょうか…。やぶ蛇かな。。
みなさんのご意見を伺って、離婚という逃げ道は残しつつ、もう少しだけ頑張ってみようかと思うことができました。
思い切って投稿してホントウに良かったと思ってます。馬鹿みたいかもしれませんが「救われた」気がしました。
よろしければ、根性ナシなので長くなるか短くなるか分かりませんが、今後ともご意見・お叱りなど頂戴できればと思います。
またまた長くなって申し訳ありませんでした。 |
No.55 2004/08/19(Thu) 19:45
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こんばんは。悠風です。
もしも、境界型人格障害だった場合、ものすごく大変ですが治らない病気ではありません。
わたしも同じ病気でした。自己肯定感が皆無でした。自分がないから、本来自分ですべき自分をなぐさめることまで、人にしてもらおうと思っていました。でも、当然それはかなえられず、絶望感にひたり、自殺未遂を繰り返していました。
もし、読むのがしんどくなければ、わたしのHPの過去の部屋を読んでみてください。わたしの闘病時の日記を整理したものを載せています(とても長いです)。
わたしは現在、1〜2ヶ月に一度診察に行くだけです。そろそろ卒業かな?と主治医には言われています。スプーさんにも心配していただきましたが、今のわたしは幸せに暮らしています。どういえばいいのでしょうか、「孤独を受け入れた」とも表現できるかもしれません。
主治医の許可が出てから産んだ二人の子どもを育てながら、週の半分を看護師として働きながら、日々楽しんで暮らしています。
どなたかが書かれましたが、Kさんの対応を一定にする必要があります。本当は医者と相談してしないといけないのですが、もしわたしと同じ方法でいいのなら、参考までに対応方法を書きますが、うのみにしないでくださいね。
自分の限界を伝え、いくつかKさんと一緒に暮らしていくための最低限の約束ごとを作ります。それが守れなければ離婚と言ってもいいと思います。
例えば、奥さんが暴言など攻撃的になったら、自分は外出する。それは奥さんが嫌いになったからではなく、Kさんが自分を守るためにすることなのだとあらかじめ説明しておくのです。
奥さんに攻められると自分は傷つくのだと説明するのです。
初めは反発すると思います。「見捨てられた」となげくかもしれません。それでも、奥さんの怒りがおさまればKさんが帰ってくるということを繰り返し学習してもらうのです。
Kさんの態度をずっと変えないというのが大事なのです。何をしても、言っても、Kさんが振り回されてくれなければ、振り回そうとしなくなる…はずです。
そして、繰り返し自分の限界を説明する。
年単位で時間がかかるかもしれません。でも、少しでも感情を爆発させるのを我慢し出したら、それはチャンスです。そっちの道であっているのだとほめてあげてください。波は繰り返し繰り返し来ると思います。
一度試してみてください。医者は少ない回数の診察ではなかなか診断がつかないかもしれません。でも、上記のような医者の場合のできることの限界の説明を丁寧にしてくれる医者なら、いい先生だと思います。
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No.56 2004/08/19(Thu) 21:04
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Kさんは、まだお若いのですね。ですから私の場合とは異なると思います。
家事の事は原因は旦那様ではなく、本人の性格によるものだと思いますので、気になさらないで下さい。私も夫に「やれ」と言われた事は無いのですが、やってあげなくてはいけないと思ってしまうのです。
主人の母など、夜遅くの食事の支度は頭が痛くなるからできないとはっきり言える人ですので、うつなど関係なく明るい人ですが、私は私さえ我慢して作ってあげればいいのだ、作るべきだと思って無理してしまうのです。
嫌なものは嫌といえればいいのですが、つい私さえ我慢すればいいのだと思ってしまうので、苦しくなってしまうのだと思います。
病院に一緒に行ってあげたり、いろいろ考えてあげたりして、大変ですね。
奥様には奥様の心の闇があるのかもしれませんが、お医者様と協力なさって、それでも無理だと思われたら、Kさん御自身の人生を考えてみられる方がいいのかもしれませんね。 |
No.57 2004/08/19(Thu) 21:20
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はじめまして。
どうやら、奥様に振り回されて、疲れきってしまっているようですね。
奥様の今の状況、生育歴や親との関係なども考えると、確かに、境界性人格障害の可能性が高いように感じます。その場合、うつ病とは違いますので、うつ病患者に対する態度をとり続けると、泥沼にはまってしまう可能性があります。
悠風さんのおっしゃる対応の仕方が正しいかと思います。
もちろん、奥様の担当医と、しっかりと話し合う必要がありますが、ドクター・ショッピングもしているようですので、医師も、ハッキリとはわからない可能性が高いです。医師もだまされて、振り回されることもあります。何度か診察をして、家族からも詳しく症状を聞かないと、医師もきちんとした診断ができません。
離婚を決意したとのことですが、今の段階で下手に離婚話を進めようとすると、奥様もKさんご自身も、危険な状態になるかもしれません。境界性人格障害の場合、見捨てられそうになったとき、とんでもないしがみつき行動を起こすことがあります。
通常では考えられないような激しい攻撃行動、ストーカー行為、人間関係の破壊行為、仕事の妨害、自傷行為、自殺企図等、エスカレートすると、Kさんにとって今よりも耐え難い状況が起るかもしれません。
まずは、ご自身の感情を鎮めることが大切です。振り回されるというのは、さまざまな感情が抑えられなくなる、ということです。境界性人格障害の人も感情のコントロールができませんが、振り回された人も、同じような状態になってしまうわけですね。
冷静さを失わず、毅然とした態度をとり続けることで、奥様の症状も治まってくると思います。
とにかく冷静さが必要です。そして、境界性人格障害についてのさまざまな情報を集めてください。まずは、今の奥様の状態を、よく知ることです。奥様の感情を逆撫でするような言動に対して、そのまま反応していると、いつかはご自身が倒れてしまいます。
そうして、奥様の心の状態がある程度理解できるようになってから、もう一度離婚について考えた方が安全です。 |
No.58 2004/08/19(Thu) 23:16
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病名そのものはなんでも良いんですよね。本当は。
現在どういう事になっていて、これからどうなるのか。そして、どうすれば治るのかが判れば良いんですから。
ただ、少なくとも「軽い鬱病」とは言えない症状なのに鬱病と診断され、鬱に対処する方法をとっていれば、良くはならないです。むしろ要求が高くなって悪くなる可能性も高いと思います。
やはり、この手の治療をする場合は、正しい病識を持つ必要があると思うのです。
Kさんが「実家に一時的に預かって欲しい」という要求はあって当然です。BPDの振り回しを実際に経験した方はよく判ると思いますが、ヘトヘトになってしまうんですよね。それくらいありとあらゆる方法ですがり付き、愛情を試そうとします。
ですから、決して「なさけない」事ではないですよ。むしろ、症状が重いときは入院、実家での休養をして、当人に考えさせる時間を取らせる事が重要だと思います。
この場合の「自分が無い」というのは、普通は赤ちゃんの時から親に無条件の愛情を受けて育ち、「生きてても良い」「何があっても守ってあげる」「信頼している」等という事を満足します。これが人格形成のベースとなる訳ですが、ここで欠落していたり、子供と親の愛情のズレがあると、一部の人は思春期頃に人格障害として発病します。
自分という人格が確立していないので、対人関係のイザコザが絶えませんし、満足する事ができません。普通は「自分」というものをベースに考え行動しますが、それが無いので細かな事で爆発したり塞ぎこみます。
>仮にその病気なら治るのは難しい病気なんですね。
ここ最近で、かなり治療方法が確立してきましたから、治る可能性も高くなってきました。どこまでを「治る」とするかで違いますが、悲観するほどの事ではないと思います。ただ、性格・考え方の問題ですから、治るには本人の治療意欲は不可欠だと思いますが。
>妻の両親に過去の過ちを謝罪させるべきなんでしょうか…。
これはあまり意味が無いんですよね。
生まれてから3,4歳までに受けるべき愛情が満足できなかったのですから、今の段階で謝っても意味が無い。カウンセリングなどの治療の段階で、過去の話は出すかもしれませんが、あくまで自分の心の整理の為に必要なだけですから。
あと、おそらくお嫁さんのご両親は謝らないと思いますよ。
今でもKさんのせいにしている訳ですから。
管理人様もおっしゃられていますが、BPDの方と離れる場合は、何が起きるかわかりません。どうしても今の結婚が耐えれない場合は、まず、ご自身の安全を確保した上でアクションを起こされると良いでしょう。
悠風さん
ほぼ完治ですか。それは良かったですね。
まるでBPDの治療のお手本のような事をされたようで。
悠風さんはもちろん。周りの人々、主治医(&カウンセラー)皆さんの力で治せたんでしょうね。
BPDの方は良くも悪くも人の感情を察知する能力に長けていますから、治れば医療やカウンセラーなどに向くんですよね。 |
No.59 2004/08/20(Fri) 15:06
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書き忘れましたが、ご参考までに。
BPDの方を持つ家族、友人に参考になる本として、掲示板がリニューアルされる前から何度も紹介させて頂いていますが、
「境界性人格障害 = BPD (はれものにさわるような毎日をすごしている方々へ) ISBN4-7911-0498-6」
は読みやすく、BPDの方を支える側の視点から捉えた数少ない本だと思います。
もしかすると、現在はもっと読みやすい本も出ているかもしれませんが、私が読んだ中ではもっとも一般的に書かれている本だと思いました。
ご参考になれば・・・(回し者じゃないですよ(^^;)) |
No.63 2004/08/20(Fri) 22:02
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