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ball パソコンで目が疲れたときの対処法 ball



 私もそうですが、長時間パソコンに向かう仕事をしている人は多いと思います。
 仕事だけでなく、インターネットを使った交通情報や地図の検索、ニュースや趣味の情報検索、電子メールのやりとり、ネット・ショッピングなど、パソコンを使う機会は増える一方です。
 いろいろな学習や画像・音楽編集、DVD鑑賞などでも、パソコンは大活躍です。

 これだけパソコンを使う機会が増えてくると、どうしても目に大きな負担がかかってきます。
 最近流行りのデジタル・ハイビジョン放送やホーム・シアターを使ったDVD鑑賞、全世界的な娯楽として定着したテレビ・ゲームでも、目は酷使されます。

 こんな生活を続けていると、目が疲労して当たり前ですね。
 私も、慢性的な目の疲れには、ずいぶん悩まされました。
 そして、ご多分に漏れず、いろいろなサプリメントや健康食品を試したり、健康器具を使ってみたり、体操をしたりもしました。

 多くの人が利用している「ブルーベリー・エキス」や「目薬の木」、「ルテイン」といった健康食品は、自分に合うか合わないかを気をつけて選べば、効果が実感できます。私自身も、ずっと利用しています。

 しかし、まだまだ一般的ではなく、誰でも簡単に効果が得られるユニークな方法があります。
 私自身だけでなく、私が勧めた人たちも、ハッキリと効果を実感している方法です。
 それをこのコラムでご紹介したいと思います。


1.ディスプレイの輝度・コントラスト・色温度を調整する
 まず最初の方法は、パソコンのディスプレイを調整する方法です。
 私の場合、ふだんは、「輝度」「コントラスト」を65%ほどに落としています。ほとんどのディスプレイは、両方とも調整できるので、ぜひ試してみてください。
 最初は違和感があるかもしれません。でも、慣れてくると、まったく支障はありません。
 適度に「色温度」も調整すると、とても見やすくなります。


2.背景色を変更する
 ワープロソフトを使うとき、背景色を黒にして文字を白にすると、目がとても楽になります。WORDでも一太郎でも簡単に設定できます。
 OS上の画面設定で、各ウインドウの背景色をグリーンなどの中間色にすると、やはり目の疲れがかなり違います(Windowsでは、コントロールパネルのなかの「画面」を選択します。そして、「デザイン」のプロパティで、ウインドウの各場所の色の設定を行います)。

 テキスト形式のメールを読んだり書いたりするときにも、この設定は有効です。
 また、WEBページを見ているときでも、WEB制作者が背景色を指定していない場合、この設定が生きてきます。

 このように、パソコン上のちょっとした設定で、目の疲れが全然違ってきます。
 目の疲れがひどいとき、ぜひ試してみてください。


3.サングラスを利用する
 パソコン上の設定をしてしまうと、グラフィックデータや印刷物、WEBページのデザインの確認などのとき、いちいち戻さなければならないという欠点があります。
 また、いろいろなサイトを閲覧しているとき、暗くて見にくいサイトがある、ということも起きてきます。
 さらに、1台のパソコンを複数の人で利用する場合、ほかの人が嫌がるということも考えられます。

 そんな場合、サングラスを利用すると、簡単で、とても効果的です。
 ただし、レンズの色が暗いタイプのものや青系統のものは、あまり効果がありません。もっとも効果が得られるのは、ナイト・ドライブ用サングラスで使われている、薄い黄色か薄いオレンジ色のレンズです。

 人間の目の構造をカメラにたとえると、水晶体がレンズに当たり、網膜がフィルムとなります。
 外界から入ってきた光線は、水晶体で屈折して網膜に像を結ぶわけですね。
 ディスプレイやテレビの光は、「光の三原色」でできています。具体的には、「赤」「緑」、それに「青」です。
 すべての色は、この「光の三原色」の合成によって作り出すことができます。

 さて、この三原色のうち、「青」の光は、もっとも波長が短いので、もっとも強く屈折することになります。ほかの色と比べて、焦点距離が短くなるわけです。
 人間の目でいえば、水晶体を通して入ってきた「青」の光は、ほかの色と一緒の場合、網膜の前に像を結ぶことになります。実際の網膜上では、ピントが合わなくなってしまうのです。
 これが、ギラギラと感じるまぶしさの原因で、目の疲れの原因でもあるわけです。

 人間の目にとって、一番ピントが合いやすい光の色は、「黄色」だと言われています。
 「黄色」の光を作り出すためには、「赤」と「緑」の光が必要で、「青」は含まれません。
 つまり、「青」の光は、人間の目にとって、ピントを合わせにくくする要因だと言えるわけです。

 たとえば、自動車道のトンネルでは、「黄色」のナトリウム灯が使われています。
 排気ガスによる乱反射が起きにくいということもありますが、「黄色」の光は人間の目にとって、もっともピントを合わせやすい色です。したがって、車間距離などの距離感をつかみやすくするという目的もあるからです。
 交通量の少ないトンネルなどでは、経費削減のため、ふつうの蛍光灯が使われている場合があります。
 みなさんも、このようなトンネルで、どうも運転しづらいと感じたことがありませんか。それは、実は、距離感がつかみにくい、ということなのです。

 さて、サングラスの話しに戻しましょう。
 黄色またはオレンジのレンズというのは、どうしてその色に見えるのでしょうか。これは、実は「青」の光を吸収しているからなのです。
 日常生活のなかで目に入ってくる光線には、いろいろな色が含まれています。このうち、「青」系統の光だけを少なくすると、全体的に黄色またはオレンジっぽく見えるようになります。

 ナイト・ドライブ用のサングラスが「黄色」のレンズを多用しているのは、対向車のヘッドライトなどに含まれる青い光を吸収するためです。そうして、まぶしさを防ぎ、距離感をつかみやすくするのです。

 最近の自動車のヘッドライトには、ハロゲン球よりも明るいキセノン球が使われるようになってきました。
 キセノン球は、非常に明るく、夜間運転の安全性向上に寄与しています。しかしその反面、青系統の光が強く出てしまいます。
 対向車のドライバーにとっては、迷惑な光となるわけです。
 対向車のヘッド・ライトがまぶしく感じるとき、ナイト・ドライブ用のサングラスを利用すると、運転が楽になります。

 パソコンを使うときに、薄い黄色かオレンジのサングラスをかけると、「青」の光がレンズに吸収されて、目がとても楽になります。
 また、ディスプレイからは、目に有害な「紫外線」も発生しています。
 サングラスは、「紫外線」もほとんど吸収してしまうため、目の健康にとって、とても理想的なのです。

 余談ですが、サングラスのレンズの色の濃さと紫外線吸収能力は、ほとんど関係がありません。薄い色のレンズでも、濃い色のレンズでも、同じように紫外線を吸収してくれます。
 色が濃いのは、紫外線以外の可視光線も透過しにくくしているためです。

 濃い色のサングラスをかけると、目に入ってくる光の量が少なくなるので、瞳孔が開き気味になります。
 強い太陽光のもとでは、サングラスをしていても、紫外線がサングラスと顔の隙間で反射して、目に入り込みます。
 濃い色のサングラスをしていると、瞳孔が開き気味になるため、反射した紫外線が目に到達しやすくなり、目の健康にとって望ましくないのです。


 サングラスと健康食品を併用すると、ずいぶん目が楽になります。
 私自身、ほぼ毎日パソコンを利用しています。1日10時間以上なんてことも、よくあります。それでも、なんとか目の健康を保てています。

 目の疲れ(専門的には「眼精疲労」と言います)がたまってくると、さまざまな病気の原因となります。
 最悪の場合、「急性緑内障」「網膜剥離」などにかかってしまい、「失明」と言うこともあり得ます。
 「失明」までいかなくても、極端な視力低下視野狭窄(視野の一部が欠けてしまうこと)が起きてしまうと、その後の人生に大きな影響を及ぼしてしまいます。

 目の健康に気を配ることは、現代人にとって、常識の一つだと言えるでしょう。






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